XINU をソースコードから学習する

初めに

XINU (Xinu Is Not Unix )は、パデュー大学のダグラス・カマーが教育目的で開発した Real Time OS です。
OS 勉強用のソースコードとして、XINU を選択した理由は以下の通りです。

• 小規模（ = C 言語が約 1 万 LOC であれば、読み切れる）
• 産業用途での使用実績がある事（= 実運用に耐えられる設計である事）
• C 言語の文法が古くない事（= 古い UNIX は小規模であるが、文法が古くて読みづらい）
• 副読書が存在する事（Xinu オペレーティングシステムデザイン 改訂 2 版）

XINU オリジナルソースコードの出典

XINU オリジナルソースコードは、パデュー大学からダウンロードできます。

• Beagle Bone Black 版（ARM version、本ドキュメントで使用している Version）
• Intel Galileo board 版（X86 version）
• Virtual Box 用の開発環境（vbox 6.1.12 による動作確認版)

パデュー大学から取得した Beagle Bone Black 向けの XINU コードに対して、日本語コメントを追加したコードは以下の方法で取得できます。

$ git clone https://github.com/nao1215/LearningXinuFromSource.git

XINU のビルド方法

$ cd <PROJECT_ROOT>/compile
$ make

アセンブラのコードに関して

本ドキュメントは 、ソースコード中のコメントを基にして Doxygen で生成しています。
Doxygen はアセンブラ非対応のため、アセンブラコードは別途説明を用意しました。

ライセンス

XINU ソースコードは、XINU のライセンスに従います。
「docs ディレクトリ以下」および「Doxygen スタイルのコメント部分」は、MIT Licenseに従います。

Contact information

Twitter：ARC_AED
メール ：n.chika156@gmail.com